洗練されたデザインが魅せる、2024FW展示会レポート
例年よりも遅い梅雨入りが発表された、6月下旬。ソージュではメディア関係者向けの24FW展示会を開催いたしました。
梅雨の鬱屈とした気分が晴れやかになるほど大盛況で終えた24FW展示会。
今回はその様子をいち早く皆さまにお届けいたします。
軽さと風合いに定評のあるソージュのウールコート
秋冬の主役といえばコート。
販売5年目となるソージュの定番「ウールリバーローブコート」からは、パッと目を引く爽やかなライトブルーと、ソージュでは珍しい千鳥格子柄の新作コートが登場します。
会場に入って目に飛び込んでくるのが、「ウールリバーローブコート」の新色。センターを飾りました。
装いが重たい印象になりがちな季節だからこそ、つい目を奪われてしまうのが、見た目も気持ちも明るくするようなカラーコートです。
グレーがかった落ち着いた色合いのライトブルーは、冬の澄んだ空気を感じるような透明感と気品が、シーズンムードを高めてくれる一着。
今年も継続して展開する「ウールリバーロングジレ」のチャコールグレーを重ねた新鮮な着こなしでご紹介しました。
もう一つの新色である千鳥格子柄は、トラッドながら洗練された印象を放つスタイリングのアクセントとなる一着。
遠目で見ると無地に見えるほどの小さな柄なので、柄物に慣れていない方にもおすすめです。
千鳥格子柄のコートは、共生地ベルトではなく、ヴィーガンレザレットシリーズの新作ベルトを巻いてご紹介。ボルドーのグローブが秋冬らしいシックなムードを醸す、大人なスタイリングでした。
また、千鳥格子柄は「ウールリバーロングジレ」も展開します。コートよりも柄が占める面積が減るので、ジレで柄物にチャレンジいただくのもおすすめです。
ウール加工で有名な美濃地区にて生産された糸を使用し、軽さと柔らかさが好評なのがこの「ウールリバーローブコート」と「ウールリバーロングジレ」。
一度起毛させウール独特の硬さをほぐす過程を入れるため、フェザーのような柔らかい風合いが生み出されるのです。
ご試着された方からは「どうしてこんなに軽くて柔らかいのですか?」というお声を頂くことも多く、まだお手に取ったことがない方は、ぜひ一度はお試しいただきたいアイテムです。
24FWで登場する新素材コート
今年新しく登場するのが「ジーロンラムコート」です
「ジーロンラム」とはオーストラリアのジーロン地方で育てられたウールを使用した生地で、カシミヤのような柔らかい風合いが特徴です。
3WAY仕様の襟元で飽きのこないスタイリングを楽しめる新作コート。
襟元が3WAY仕様になっており、その日の装いに合わせて印象に変化をつけられます。裏地がついているため暖かく、急に訪れる寒い日にも安心なコートです。
キャメルのほかに、ブラック、アイボリーのベーシックな3色展開。この春登場した、ライトイエローのシルクブラウスを襟元からちらっと覗かせた、ワントーンスタイルでご紹介しました。
そして、今年再登場するのが「ウールボアコート」です。
見た目以上の軽さを感じていただける人気のボアコート。
天然素材ならではの上質さを感じさせてくれるウール100%のボアを使ったアウターは、冬のキーアイテム。
以前展開していたボアコートへのご意見を元に、重さをこれまで以上に軽減し、ふんわりと空気をまとっているかのような着心地へアップデート。
襟元はラウンドネックで暖かく、マフラーやストールがなくとも外出しやすい一着に仕上げました。
また、同じ素材でケープタイプのアウターもご用意しました。どちらもグレージュとアイボリーの2色で展開します。
巻き方のアレンジでストールとしてもご着用いただけます。
秋口はニットの上に羽織り、真冬はコートの上からマフラーのように巻いたりと、2WAYでアレンジできる使い勝手の良さが展示会でとても人気でした。
昨年に続き今年も暖冬と予想される中、業界内で注目されているのがケープやジレのようなライトアウター。今回の展示会で最も注目されていたのがこの「ウールボアケープ」でした。
カラーバリエーション豊富なニットシリーズ
ソージュのアイコンとなる「カシミヤ混タートルネックカットソー」は、新色のセージとトープが仲間入りします。
何枚あっても便利なアイテムなので色違いで揃える方も多く、今年はどの色を迎えようか、各色手に取りながら吟味される方もしばしば。
今年は10色展開で皆様にお届けして参ります。
100%天然素材のカシミヤ混シリーズは、唯一無二の着心地を体感いただけるソージュの名品です。
さらに待望の新作として、カシミヤ混シリーズにクルーネックタイプが登場します。
ネックの空き具合が異なる前後2WAYで着られるデザインで、トップスとして一枚で着用することも、防寒用のインナーとしても着られるアイテムです。
ぜひそれぞれのタイプを使い分け、より快適な秋冬を過ごしていただければ幸いです。
他にもニットのカテゴリからは、季節の変わり目に活躍するハイゲージのウールニットが新登場。
ハーフスリーブ、ロングスリーブ、クルーネックカーディガンの3型展開で、5色のカラーバリエーションも魅力的なアイテムです。
晩夏からサラッとTシャツ感覚で取り入れやすいハーフスリーブタイプ
吸収性と抗菌性があるウール100%の天然素材を使用。自宅で洗えて、アンチピーリング加工も施している機能性も嬉しいポイントです。
目の詰まった編み地と程よくハリのある素材感が体のラインを拾わない着心地です。
カラーバリエーション豊富でスタイリングの想像が膨らみます。
そして昨年ご好評いただき、発売されてすぐに欠品となってしまったウール混シリーズからは新色グレーが登場します。
ケープやジレ、ワンピースの3型ある中、昨年同様にロングシーズン着回しできるケープとジレが人気でした。
前後2WAYで着られるケープと同じシリーズのワンピースをセットで着てアンサンブルに。ヴィーガンレザレットの細ベルトでウエストマークしたアレンジでご紹介しました。
新たな自分の魅力を引き出す新シリーズ
ジャケットやパンツなど、セットアップ着用できるアイテム展開を行う新しいシリーズとして、秋冬に着やすいウール混ポリエステルの「ブライトウールシリーズ」が登場します。
エントランスの紫陽花が会場を鮮やかに彩ります。
テーパードパンツ、ぺプラムチュニック、ノーカラージャケットの3型展開で、金糸が織り込まれた生地からは柔らかな温かみが。
グレーとブルーグレーの2色展開で、ブルーグレーは他のシリーズにないカラーなので、すでにベーシックカラーが揃っている方にもおすすめです。
さらに、トリアセテートとポリエステルを配合した「マットストレッチシリーズ」も登場。
北陸産地の糸加工技術を加え、ウールのような質感でありながら、機能性を兼ね添えたオリジナルの生地です。
オールシーズン着用できるマットストレッチシリーズは、知的でスマートな印象を誘います。
ストレッチが効いていながら、シワになりにくく、自宅で洗える機能性を追求。
ダブルのテーラードジャケットと、さりげないパラシュート型のパンツがトレンド感を醸し出し、マニッシュなテイストがお好みの方にお勧めのラインナップです。
ネイビーとグレーの2色展開なので、ビジネスシーンはもちろん、お子様の学校行事でも気兼ねなくご着用いただけます。
そして、グッと華やかな印象を与える柄ブラウスには、新しいプリントが仲間入りします。
ボウタイは取り外し可能。
ほんのり透けるシアーな生地に「SOÉJU」をアレンジした柄をプリントし、アレンジ自在なボウタイブラウスに仕立てました。
暑さが残る晩夏から着用いただける軽やかな一枚です。
ソージュのSをアレンジしたオリジナルプリントが特徴です。
待望のアップデートが反映された定番シリーズ
ソージュの定番プリーツスカートからは、以前からお声の多かったショート丈が発売されます。
これまで展開していた85cm丈に加え、7cm短い78cm丈が追加されます。ボトムスに悩まれていた小柄さんに嬉しいお知らせです。
その他にも、大人気のソフトオックスシャツワンピースやリモンタコートワンピースから、待望のカーキが復活します。
充実したラインナップのファッション小物
ベーシックな装いの時こそ、小物を取り入れ、自分らしいアレンジを楽しみたいですよね。24FWはファッション小物の展開も充実しています。
ミニマルでスマートな佇まいが好評のヴィーガンレザレットトートバッグからは、マチ付きタイプが登場。
パソコンだけでなく、お財布やポーチ、スマートフォンを入れても形崩れしないしっかりとした容量です。受け継がれたミニマルなデザインが、どんなスタイリングにも馴染みます。
さらに、人気のベルトからはバックルタイプが登場。バックルの存在が程よいアクセントとなり、スタイリングの幅を広げます。
※「ヴィーガンレザー」というシリーズ名称でアイテム展開をしてきましたが、「革」「レザー」と呼ばれるものは、動物由来のものに限定するというJISの新規定を鑑み、人工(模造)革、人工(模造)皮革、という意味の「レザレット」へシリーズ名称を変更しました。詳しくはこちらをご覧ください。
毎年大人気のカシミヤストールは、新色ミントが加わり、ベージュ、ブルーグリーン、チャコール、ボルドーの5色の展開です。環境にも配慮された生産背景で、毎年完売する大人気アイテムです。
工場の残糸を使用している為、生産数に限りがある希少なアイテム。
24SSで登場したスカーフは、チャコールとネイビーの新色をご用意。首元を温めるだけでなく、お顔周りもぐっと華やかな印象にしてくれます。
アクセサリーの展開も広がります。上質感のあるアクリルを使用し、存在感がありながらも洗練された大人のスタイルに溶け込みます。
チェーンネックレスはこの夏の新作です。
「I like the way I am.」自分らしい一枚を見つけて
マネキンのディスプレイはスタイリストKAZUが担当しました。
ソージュはブランド設立当初から、フィロソフィーとして「I like the way I am.」を掲げています。
心から好きだと思えるもの、心地よいと感じること。それらが「基(ベース)」となって社会と繋がっていただければと願い、自分と周囲を互いに尊重し、讃え合うことを大切にしてきました。
今回の展示会では差し色に「GRAY」をキーカラーとしてディスプレイをしました。白でも黒でもないグレーのバリエーションは、移ろいゆく私たちの多様性と個性を映し出します。
今季のラインナップの中からぜひ、ご自分が心地よいと感じる一枚を見つけていただけましたら幸いです。
本日ご紹介したアイテムの詳細は、ソージュオンラインストアにて随時公開していきます。公式LINEやメールマガジンからのお知らせをどうぞお楽しみに。