現代のムードを纏った正統派。オンオフを心地よくつなぐ、ウールカシミヤバルマカーンコート
時を超えて愛されるオーセンティックな服がもたらす信頼感や安心感。日々迷いなく着回せる冬のアウターを求めるなら、流行に左右されないタイムレスな魅力を持つコートを選びたくなります。
TOPS : プライマーシャツ (WHITE)PANTS : サイドタックワイドパンツ (KHAKI BROWN)
一方で、定番として長く愛され続けるには、移ろう時代のムードに呼応し、小さな変化を柔軟に受け入れる姿勢も必要です。その応答としてソージュが新作のウールカシミヤバルマカーンコートに込めたのは、正統派の美しさを敬いつつ、いまの私たちが心地よく着られるしなやかさを両立させること。クラシックの良さと現代の感覚を調和させることに注力しました。ソージュのウールカシミヤバルマカーンコートは、正統派の品格はそのままに、素材やシルエット、仕立てなど、細部まで丁寧な視点で、現代のニュアンスを注ぎ込みました。
ステンカラーの理知的な表情は生かしながらも、意識したのは重厚感よりも軽やかさ。そしてほのかに柔らかさが薫る佇まいを求めて。リバー仕立て(2枚の生地を1枚に縫い上げた)のウールカシミヤのツヤと落ち感を生かし、日常をクラスアップする一着が完成しました。
なめらかさとツヤが持続するウールカシミヤ生地
ソージュの服づくりにおいて、まず要となるのが上質な素材。日常で気軽に着回せる機能性とフォーマルに美しくフィットする端正さ。幅広いシーンに寄り添うコートとして、ひとつの指標にしたのがソージュのシグネチャーライン「エスダブルクロスシリーズ 」です。知性と柔らかな品格を備えるシリーズに自然に馴染む、オリジナルの生地を開発するところから、企画がスタートしました。
選んだのは、ソフトでなめらかな質感を実現する、Super 120’sのメリノウール(細くしなやかな高級ウール)とカシミヤの混紡素材。若干ナイロンをブレンドし、扱いやすさと耐久性にも配慮しています。細い糸を高密度に織り上げた生地は、目が詰まり端正な生地感ですが、ウールカシミヤの魅力を最大限に引き出すために、織り上げた後の加工にさらにこだわりました。
繊細な毛羽を丁寧に起毛させる工程を繰り返し、最後に毛並みを整えることで、表面に上品なツヤが生まれ、ふっくらとした肌触りに。起毛には、細かな棘を持つ「チーゼル」という植物を用いた起毛機を使用。生地への負担を抑えながら、美しく整った高級感ある目面(生地表面の見え方)を実現しました。さらに、湿った状態でウールの状態を安定させるウェットセッティング加工など、一連の工程を丁寧に重ねることで、毛乱れやシワを抑えています。ストイックに美しさを追求した生地は、よく手入れされた肌のような健やかさで、佇まいに上品な余韻を残します。
「リバー仕立て」を生かしたミニマルなフロントデザイン
この生地の美しさを一層引き立てるのが、表と裏が同様に見える「リバー仕立て」。2枚のウールカシミヤ生地を一重のように縫い合わせる手の込んだ手法で、裏地を使わずに仕立てることもできるため、ちらっと中が見えたときも洗練された雰囲気に。なめらかに落ちるリバー生地が抜け感を呼び込み、見た目にも軽やかな印象です。
装飾を削ぎ落としたミニマルなフロントは、襟元以外のボタンが隠れる比翼のデザイン。比翼の構造上、前立て部分の裏に1枚生地を重ね、袋状に縫い立てていますが、もともと薄手のリバー生地ゆえ、余計な厚みは感じさせません。高度な縫製技術で、細部までほころびなく、丁寧に仕上げました。
纏ったときに生地が体に柔らかく馴染み、重さやごわつきといった負荷を感じさせないのも嬉しいポイント。見た目にはわからない部分ですが、袖を通す部分にのみ裏地をつけ、ジャケットの上にコートを重ねるときも着脱がスムーズになるように、配慮しています。
3WAYで楽しむ、端正な襟元
デザインのポイントとなる襟元は、「開ける」「閉じる」「立てる」の3WAY。第一ボタンを留めるとノーブルな雰囲気に、開けると首元に立体感が生まれます。また、付属のチンストラップで立て襟にするとクラシカルな表情に。気分に合わせて様々なアレンジをお楽しみいただけます。
また、首元を美しく見せる仕掛けとして、台襟(襟の土台となるパーツ)をつけています。この細工により、後ろが高く前が下がったステンカラーのエッジが引き立ち、整ったネックラインに導きます。
前はすっきり、後ろは柔らかく落ちるラグランスリーブに
本来のバルマカーンコートは、ラグランスリーブ(肩で切り替えず、襟から袖をひと続きにしたデザイン)で仕立てますが、ソージュでは実際に女性の体が入ったときのバランスを考慮し、ひと捻り加えたデザインにしています。
後ろはゆったりとしたラグランスリーブを踏襲しながら、前は肩と袖の切り替えがあるデザインに。腕の動きやすさはキープしつつ、前から見たときにすっきりとしたシルエットになるよう調整しました。
また、サイドにつけられた箱ポケット(飾りの口布がついたスリットポケット)がスタイルにメリハリをもたらして。メンズライクなアクセントがさりげなく都会的な洗練を呼び込みます。
STOLE : ウールカシミヤストール (GREIGE)PANTS : タックパンツ (L.GRAY)
クラシックに現代の感性をブレンドした、ソージュのウールカシミヤバルマカーンコート。オンもオフも大事にしたい現代の女性に長く愛用いただけるよう、職人的に良質を極めることにこだわりました。軽やかで都会的な冬の定番を、たくさんのシーンでお役立ていただけますように。