スカート派だった私の装いを変えた、ソージュのワイドパンツ|Business Insider Japan共同編集長 高阪のぞみさん
ソージュ愛用者に”お気に入り”を伺うインタビュー連載。出会い、選び方、日々の楽しみ方、思いなどから、様々なステージで自分らしく輝く女性たちのライフスタイルを覗かせていただきます。
記念すべき第一回にご登場いただくのは、高阪のぞみさん。ニューヨークに拠点を置く経済メディア「Business Insider」の日本版「Business Insider Japan」で、ブランドディレクター・共同編集長を務めながら、私生活では小学生二人の子育てに励む母としての顔も。ご愛用いただいているソージュアイテムからは、20年以上メディアの第一線で活躍する高阪さんらしい価値観、そして、お子さんとの微笑ましい”日常”が見えてきました。
ワードローブは「朝、悩まない服」が理想
ーー本日は、全身ソージュなスタイリングでお越しいただき、ありがとうございます! ご着用いただいているアイテムがまさに”お気に入り”でしょうか?
はい。今日着てきたブルーの「サイドタックワイドパンツ」とネイビーの「タックワイドパンツ」が私の”お気に入り”です。
▲高阪さんの”お気に入り”アイテム。左がサイドタックワイドパンツ(BLUE)、右がタックワイドパンツ(NAVY)
ーーどちらもパンツなんですね。どのような経緯でお気に入りに至ったのでしょうか?
実は私のファーストソージュ(初めて購入したソージュアイテム)は、このパンツではなくてスカートなんです。その頃の私は、普段ワンピースかスカート、しかもほとんどがモノトーンな色のアイテムばかり着ていました。
ーーそういったスタイルがお好きだったんですか?
好んでもいましたが、楽だったというのが理由として大きかったと思います。私、実はとてもせっかちなんですけど、ワンピースだとサッと1枚着ればいいじゃないですか。着る時になにか工夫する必要がないので、朝、悩まなくてよくて楽でした。
ーーお子さんもいらっしゃると、朝はゆっくりしていられないですもんね。そういったライフスタイルの中で、どのようにパンツ購入に至ったのでしょうか?
ソージュのオンラインストアで「スカート派の人にこそ着てほしい」「ワイドパンツが苦手な人にこそ着てほしい」というキャッチコピーに釣られました(笑)。ワイドパンツが世の中で流行っていることは、なんとなく知っていたんですけど、私、身長が158cmであまり高くないし、バランスを取るのが難しいから、一生着ないつもりだったんですね。でも、そのキャッチコピーが目に止まって、買ってみたんです。確か、ミントの「サイドタックワイドパンツ」でした。今考えると、あの時どうしてミントを選んだのか分からないんですけど(笑)。
いざ届いて着てみたら、凄く涼しくてはき心地も良くて。あと、バランスが取れたというか、足が長く見えることに驚きました。仕立て直しもいらなかったし、普段はスカートばかりはいてるのに、あまり抵抗なくはけたんです。それまでパンツは全然はいてなかったんですよ。本当に感動しました。
▲”お気に入り”のサイドタックワイドパンツ(BLUE) を コクーンシャツ(L.BLUE)と合わせスタイリングしてきてくださった高阪さん。お話に登場したのは色違いのサイドタックワイドパンツ(MINT)。
ーーキャッチコピーの通りだったでしょう(笑)。あれ? でも、今回選んでいただいた”お気に入り”は、ミントの「サイドタックワイドパンツ」でもないですよね。
はい。今回”お気に入り”に選んだのは、ミントが気に入ったことをキッカケに買ったパンツです。ミントも重宝していますが、今の私の”お気に入り”となると、この2着かなと。
ーーどういった理由からですか?
私は、仕事柄「スーツほどかしこまったものは着たくないけれど、きちんとは見えたい」という場面が多いんです。そんな場面に間違いないのがこの2本です。
ーー高阪さんのお仕事というと、インタビュー取材や、登壇するようなイベントのような場面でしょうか?
はい。その時のお相手は、誰もが知っている大企業の社長さんから学生まで、本当にいろんな方々です。でも、その方々が「スーツを着ている」ことって、実は少ないんですよね。男性ならTシャツにジャケット、女性ならセットアップやブラウスなんかが多くて。
だから、お相手よりはフォーマルに、でも、堅くなりすぎないお洋服でご一緒したい。カジュアルフォーマルと言ってしまえば簡単なのですが、私はカジュアルでも「自分が不安にならない」「自信をもてる」ものを選びたいんです。この自信って「誰もが知っているハイブランド」や「ハイセンスな着こなし」で得られることもあると思うのですが、私にとっては「シンプル」で「誰かを傷つけないブランド」であることが重要でした。だからきっと、ソージュのワイドパンツがピッタリだったんです。
▲”お気に入り”2着目 タックワイドパンツ(NAVY) のスタイリング。
ーー「誰かを傷つけない」とは具体的にどういうことでしょうか?
Business Insider Japanでは「やさしさがめぐる経済」というテーマを掲げています。つまりサステナブルな世界を目指す、それを支持するスタンスを宣言していて、私はその代表として表に出る立場です。だから、どんな物でも企画の思想や生産プロセスで「誰かを傷つけていないもの」を選びたいと考えています。
ソージュは、代表の市原さんを知ってから「誰かを傷つけないブランド」であると思いました。作り手の顔が見えるって大事ですよね。市原さんが様々な場所でお話しされている、ものづくりへの思いやこだわり、それから、母親として、社会人としての考えにも共感できるところがたくさんあり、信頼できると感じました。地に足がついているというか、等身大なところも素敵だと思います。
ーーご評価いただけて嬉しいです。先ほど「シンプル」という言葉も出ましたが、それも高阪さんのようなお仕事の方には重要な要素なのでしょうか?
これは私個人の好みの話だと思うのですが、きちんとしていてもドレッシーすぎるお洋服はちょっと恥ずかしさが出てしまって…。特に、イベントなどで登壇するような日の装いはシンプルでありたいと思います。というのも、観覧されている方って、実は凄くお洋服を見ているんですよ。だから、シンプルだけどきちんとしていて、誰に見られても不安がないソージュのワイドパンツがピッタリなんです。
ーーなるほど。お話しいただいた背景も踏まえると、ブルーのサイドタックワイドパンツとネイビーのタックワイドパンツを”お気に入り”に選んでいただいた理由がよく分かる気がします。
そういえば、ブルーのサイドタックワイドパンツは、小学生の娘もお気に入りなんです。娘はいつも私のファッションチェックをしてくれるのですが、今日も「何着ていったらいいかな?」と聞いたら「青のパンツがいいと思う」って言ってくれましたよ(笑)。
Profile
高阪のぞみ(Nozomi Kosaka) / Business Insider Japan執行役員、共同編集長、ブランドディレクター。プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント(現・日本IBM)にてコンサルタントとして従事の後、編集者に。経済誌「PRESIDENT」、「dancyu」などの編集に携わる。2018年よりBusiness Insider Japanにてブランドスタジオ、アワードイベント、バーティカルメディアの立ち上げ等を行う。現在は、執行役員、共同編集長、ブランドディレクターとして、メディアの方向性を決める役割を担う。東京大学文学部卒。多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム(TCL)修了。