Interview vol.1

SOÉJU Meets 

Naoko Hamajima

「ハレの日」に着たい

リアルクローズ

モデルとしてキャリアを重ねながら、テレビやラジオ、執筆活動など様々なフィールドで活躍する浜島直子さん。


今回は「ハレの日」をテーマに、浜島さんと一緒にソージュのアイテムをピックアップ。実際に着こなしていただきながら、スタイリングのポイントや着用感、ご自身の装いで大切にしていることを伺いました。

Profile

浜島直子

18歳でモデルデビュー。2014年に男児を出産。母になった現在も、センスのよいライフスタイルが支持され、女性誌、テレビ、ラジオなど多方面で活躍。日常を包み隠さず切り取ったインスタグラムも公開中。夫・アベカズヒロ氏との共著絵本『ねぶしろ』(ミルブックス)がある。2020年には初の随筆集「蝶の粉」を上梓。

Instagram: @hamaji_0912

今の年齢を受け止めて、品格を感じさせてくれる服

今回、浜島さんに着こなしていただいたのは、オケージョンシーンに似合う4パターンのスタイリング。どの服にも共通して感じたこととして、浜島さんからまず「美肌」というキーワードが挙がりました。

「着た瞬間に、肌に繊細な光が当たってるような感じがしました。年齢を重ねるとともに、色々ケアしないといけないところが出てきます。ソージュの服を着ると、肌がふくふくに水分を含んでいるような、美肌になった感じがするんです」

さらっと屈託のない笑顔で話す浜島さん。とろみのあるライトグレーのシルクブラウスにネイビーのロングジャケットを合わせると、格式あるフォーマルシーンにもふさわしい気品ある表情に。

「どんなシーンにでも通用する格好ですよね。それでいて自分が主役というより、相手に対する思慮深さや慎ましさまで感じられるような品格があるコーディネートですね」

「このロングジャケットは、今の年齢を受け止めて、そのままの自分でいいんだよって認めてくれる感じがします。これは20代の方が着ても、60代の方が着ても同じことが言える気がするんですよね。ラインもすばらしいし、アイロンをしなくてもシワが気にならないところも心強いですよね。外に出て人に会う時に、堂々と背筋を伸ばすことができるジャケットだと思います」

入学式だけでなく、その後の参観や面談にも

リアルなオケージョンシーンで、浜島さんもコーディネートに悩むことはあるのでしょうか。

「息子の入学式で何を着たらいいのかは、悩みましたね。偶然、息子も夫もライトグレーのスーツで。そのふたりがいて、自分はどうしようかなと考えた時に、白に近いアイスグレーのワンピースを見つけたんです。同系色のコサージュをつけて、華美になり過ぎず、少し華やかさが香る程度に。家族写真で並んだ時にもバランスが良くて、これにしてよかったって思いましたね」

浜島さんご自身も、子どもの学校行事で活用しやすいと感じられたのが、プリント柄ブラウスにライトグレーのロングジャケットを合わせたコーディネート。

「柄物ってちょっと難しいイメージがあると思いますが、この柄だったら、無地のように気負いなく着られて便利だなって。メイクやアクセサリーを無理に重ねずに程よく華やかさも演出できるのも魅力ですね」

「入学式にもいいですが、参観や保護者面談でも使えそうですね。このブラウスは柄にパッと目がいくので、オンラインの打ち合わせでもすごく役立つ一枚じゃないかなと思います」

動きのある服が、美しい立ち姿を演出する

エレガントなシルクボウタイブラウスにロングジレ。動くたびに空気を孕んで揺れるジレの裾が、浜島さんのたおやかなオーラを引き立てます。

「シンプルでありながら凛としていて、このジレのおかげで自ら発光している感じがしますね。すごく美しい立ち姿になるのは、落ち感が見事なシルエットのおかげ。私は人前に出るようなちょっとしたパーティーとかトークイベントに着ていきたいですね。お祝い事や発表会、結婚式などの機会にも、色々活用できそうですね」

ジーンズと組み合わせたカジュアルなアレンジ。実は、浜島さんもプライベートで色違いのロングジレを愛用中。着こなしの幅を広げるアイテムとして活用されています。

「自分の持っているベーシックな服も、このジレと組み合わせることで、おしゃれ度がアップする気がします。ハイウエストのチノパンに Tシャツをインして、このジレを羽織ってもかわいいんですよ」

相手に対する敬意は大切に、好みの範囲で自分らしく

どのスタイルを身に纏っても、浜島さんの流れるような身のこなしと柔らかな表情で、周囲が心地よい空気に満たされていくのを感じます。年を重ねて、様々な経験を積みながら、「装うこと」をどのように受け止めてきたのでしょうか。

「私がラジオパーソナリティをやらせていただいている番組では、ゲストの方をお呼びするんですね。例えば、ミュージシャンの方がいらっしゃる時は、その方の雰囲気のものを少し装ってみたり、大学教授の方なら、自分もきれいめの服を着てお迎えすることもあります」

「相手をどう迎えたら、リラックスして話してくれるかな?と考えて、相手にちょっと寄せてみるんですね。自分の好きな範囲の中で振り幅を楽しんでいます。『今日はお会いできて嬉しかったです』という名刺みたいな感覚で、相手に対する敬意も大切にしながら、洋服を選んでいますね」

服から感じる「潤い効果」を味方に

一方で、自分の「好きな服」はどのように育ててこられたのでしょうか。

「20代 、30代にたくさん洋服に月謝を払って、失敗もしながら学んできました(笑)。子どもができて、ものを整理したり、仕事のスタイルも変わってきたこともあり、今の服に求めるものがわかってきました。自分はどういうものが好みなのかを客観的に見て、生活に落とし込めるものと自分がときめくもの、ここがリンクしたものだけを着ようと」

「だから、洋服で『潤う』というのは大事な要素。ソージュの服は『いつだって出動できます』っていう気分にしてくれるから、すごく等身大というか、助けられている感じがします」

上下を淡いグレーで揃えたパンツスタイル。あえてラフなシルエットで着こなすのが浜島さん流。

「ずっと着ていられるような着心地!でも、ちゃんとモード感があるので、今の自分にすごく心地よかったです。ブラウスをウエストインせずに着るのも普段の私の着方に近いですね。私が個人的に好きというのもあるんですが、ワントーンでコーディネートするとおしゃれを楽しんでいる、おしゃれ上級者に見えますよ」

普段はお化粧もUV対策程度で自然体、ピンヒールを履くこともない。颯爽としていながらも、相手を緊張させない程よいゆるさも浜島さんの魅力。そんな彼女にとって、今の自分にフィットするのは「柔らかい服」だといいます。

「やっぱり心地良い服がいいですね。頑張らなきゃいけない場面もたくさんあるから、せめて服で自分を甘やかしたい。着ていて気持ちが良くて、自分の味方になってくれるものがいいですね」

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